沿革
大学病院放射線科の歩み
埼玉医科大学病院 放射線科 前教授 田中 淳司
埼玉医科大学病院放射線科は昭和49年9月1日付けで初代教授の坪郷義崇が着任して創立となりました。爾来38年、数多くの人材を輩出して現在に至っております。その間平成19年には国際医療センターが新設され、大学病院とは「陸続き」の組織として人事交流を続けつつ発展を進めています。教室創立以来今日までの教室幹部の動きを下に示します。
■教室人事(准教授以上、常勤者のみ)
教授
- 坪郷 義崇(初代教授)
- 1973年着任 (1987年逝去)
- 隣谷 義人
- 1986年昇任、1999年退職
- 宮前 達也
- 1986年昇任、2003年定年退職
- 平敷 淳子
- 1987年群馬大学より着任、2005年定年退職
- 田中 淳司
- 1996年獨協医大より着任(助教授)、2005年教授に昇任、2020年退職
- 土器屋 卓志
- 2001年着任(2007年国際医療センター開設に伴い移籍)
- 松田 博史
- 2004年着任(2007年国際医療センター開設に伴い移籍)
- 木村 文子
- 2004年東京女子医科大学より着任
(2007年国際医療センター開設に伴い移籍) - 新津 守
- 2011年首都大学東京放射線技術学科より着任
- 小澤 栄人
- 2020年昇任
准教授
- 西村 克之
- 1988年昇任、
1995年茨城県立医療大学放射線技術学科(新設)教授に栄転 - 渡部 恒也
- 1991年東海大より着任、2001年退職
- 天沼 誠
- 2000年昇任、2005年退職
- 久慈 一英
- 2004年着任 (2007年国際医療センター開設に伴い移籍)
- 佃 俊二
- 2005年昇任
- 關根 弘
- 2011年度東京慈恵会医科大学、教授に伴い移籍
- 鈴木 健之
- 2005年昇任、2020年定年退職
- 井上 快児
- 2022年昇任
- 阿部 孝憲
- 2022年昇任
関連施設と責任者
- 深谷赤十字病院
- 放射線科 榎本 京子
- 小川赤十字病院
- 放射線科 土橋 佐紀
- 国立病院機構高崎総合医療センター
- 画像診断センター 画像診断科部長 根岸 幾
教室の業務の主眼は大学病院内の迅速にして正確な画像診断サービスにありますが、近年ではオンラインネットによる外部施設への画像診断サービスも行っており好評を博しています。研究面も多岐に亘りますが、従来のレントゲン写真とは全く異なるメカニズムに依る新しいX線撮像装置(位相コントラスト法、通称「スーパーレントゲン」)の開発と臨床応用は当施設が世界の先陣を切って進めているものであり、内外の注目を集めています。画像診断の分野に新しい時代が訪れようとしています。
位相コントラストX線